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2012年11月19日(月曜日)

永遠の第三極探し

カテゴリー: - tak_nakashima @ 10時07分07秒

来月、公示、投票日を迎える衆議院選挙の今、本日の日経新聞記事に「ちょうど来日していたマレーシアのマハティール元首相は、衆院解散の報を聞き、少し寂しそうな顔をした。”日本人の力は衰えていないのに、政治の混迷で経済の輝きまで失われていくのか”。」
 海外の知日派識者は皆、分かっていて本質を捉え、日本を心配してくれているのだが、当の日本人はわかっていない。
 今の日本の政治制度ではどんな発信力のあるオピニオンリーダー的な政治家が出てきてもこの政局の混迷は2−3年後にはまた元に戻り繰り返してしまう。
 前回選挙で使われた民主党のマニュフェストは実効性が担保されておらず、明らかに選挙目当てであったが、今回の主要各党の公約やら、能力をみると、自民党は一番実行力政権担当能力が高そうだが、脱原発、TPPに対して保守的すぎて変革意識がまるで見られないし、民主党は脱原発・TPPに関しての取り組み方針は当を得ているが、外交・内政共に担当能力が不安な3年間、混乱だけの3年間だった。
 この2極を選択できないとなると、勢い有権者は第三極に期待を抱かざるを得ない。
だけど、国民はないものねだりの青い鳥探しに、いいかげん疲れてきている。
 3年前の小沢ガールズ、もうブームだけの泡沫候補はうんざりなのだ。
 なぜ、こんなことがくりかえされるのだろうか?

ズバリ、今の選挙制度がひどすぎるからだ。

今の衆院の小選挙区比例連立制は、壊し屋と言われるどこかの党首が作ったと言われているが、
この制度では、ちゃんと先を見据えた政策立案能力・実現能力の高い安定した責任政党の実現は出来っこないのだ。
自分の投票が議席に反映されない、いわゆる死に票が極めて多い制度であるし、51%の支持を集めなければならない制度はポピュリスチックなゼネラリストしか当選できず、高い専門知識を持った、経済・金融・社会保障・経営・外交のスペシャリストを国会に送り出せないのである。
狭い地域で1人しか当選できない小選挙区制度では、有権者、特に、必ず選挙に行ってくれる、高齢者や組織票に対して、おもねき、バラ撒きによって媚を売る、万人受けする政策、ポピュリストしか当選できないのである。
日本は世界の中では民度が高いほうではあるが、デモクラシーの先進国の欧米と比べたらまだ、民度の合格点の国であるとは言い難い。

要するに、しょっちゅうテレビに出ていて顔が知られていない限り、まともな人は落ちて、組織や高齢者に対しておべっか使いだけが当選できる制度なのだ。

また議員定数が多すぎて、市議会選挙と変わらない狭い区割りでは、国の外交とか重要課題を訴え掛けるより、地元の盆踊りへの参加が優先される方が理にかなっている状態なのだ。
ビールケースを逆さまにして長靴で拡声器を握るイケテナイスタイルが必要となってくる(dobuita style)

ズバリ、衆院は2つの区割りを1つにして2名当選できる完全2人区の中選挙区制度に1日も早くすべきである。
(3人区では昔の中選挙区制度のように、派閥政治の復活につながる。だからどうしても2人区オンリーが必要なのである。)2人区の中選挙区制度にすると同時に、比例区の名簿順位により復活当選という訳のわからない制度を廃止することが出来るし、廃止すべきである。

また、参議院は即刻廃止にすべきである。
世の中に、参議院の必要性をしっかり説明できる人がどれだけいるのか甚だ疑問である。
憲法にはっきりと衆議院の優位をうたっているが、実際は解散のない参院の優位支配が起こっている。
それもよく見えない、総理や各党の党首・総裁・代表以外の影の支配が公然と長く行われていて、総理と言えど、
意に反する政策や大臣人事ができないのである。
つまり参議院議員会長による国政支配である。
また、衆議院と同じような内容の質問を参議院で長々と繰り返し、重要閣僚を国会に長時間縛り付けることにより、外交に割く時間を著しく制限していることが、国益をどれだけ損っているのか?
日本の総理は内政だけにかかりっきりになるのは大国として許されないのである。

参議院は終戦のGHQ支配時に、戦前の大政翼賛会のような立法府の暴走、再軍備を抑えるために作られた負の遺産である。
「百害あって一利なし」「無用の長物」「税金の無駄遣い」
もう、役割を終えたので早く廃止すべきものである。
こんな余計なものがある限り、どんな優秀な首相が就任しても、大臣人事の手足を縛られ、やりたいこともできず、短命に終わり続ける。


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